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2017年7月30日 (日)

【ファミコン】トンカチエディター30年

(おことわり)前ブログ《オヒ!の殿堂3》平成24年9月1日号【ファミコン】続:トンカチエディター説明書を再構成しました。

 ファミコンディスクシステムが絶頂の昭和62年に出された任天堂非正規ソフトウェア《トンカチ・エディター》。マシン、ソフト本体は経年劣化にて廃棄、売却した。説明書は資料的価値が高いため保管している。
 発売から30年経過(説明書の発行日付が昭和62年7月30日となっているため)した。そこで再び取り上げる。
 表紙の写真から。ソフトの販売元は、株式会社アイ・ツー(当時の住所:大阪市南区難波千日前15-18)。編集:株式会社技術評論広告社(現:ビレッジセンター)。
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 説明書は当時大人気だったスーパーマリオブラザースのソフトを解析し、無敵モード、スピードを上げ、ありえない面を作って遊ぼうという内容。今でいう改造コードなどを入れたチートという走りの作品だ。
 目次を写真をご覧いただこう。
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最初に 
第1章 6502CPU
第2章 ファミコンのIO

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第3章 ディスクシステム
トンカチ操作一覧表

付録 (1)DISK ROM内ルーチン
   (2)トンカチエディタの内部
追録 (1)転送命令・演算命令・制御命令
   (2)機械語の詳細
   (3)PPU制御レジスタ
   (4)CPU内内蔵機能レジスタ
   (5)ディスクシステム内拡張ポート
   (6)CPU側メモリマップ

 ファミコンのCPU(モステクノロジー6502をもとにしたリコー製RP2A03)の機械語解説。画像処理プロセッサ(PPU)の解説が延々と書かれている。
 第1章の冒頭部分から、CPUの解説に入る。資料が少なかった当時、独自に解析した情報にせよ貴重なものであったことは言うまでもない。
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 16進数の説明のところでは、《半分ばコンピュータをあきらめた人も》という表現まで。初心者には高い関門だったかもしれない。

 

逆アセンブラかつバイナリエディタでソフトであるから、ゲームの改造のほか、自らのソフトを改造、時間と腕があればソフトも開発できたという代物。ただし機械語レベルからの開発は難しい、現在はプログラム言語で開発している。
 できることは2つとなる。
1)エディット機能
2)低レベルのファイル管理

 ディスクコピー、初期化、ボリュームラベル変更。
 ※ファミコンのディスクがFDとは全く違う構造のため、任意の位置、ファイルに書き込みができない。
3)スーパーマリオブラザーズ マップ書き換え

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 《CPU何を扱っているのかというとビット列》などという表現はこれが夢のようなソフトだと書かれても、面食らいすぐに遊べないぞ、改造できないぞと投げ出した人も多かったと思われる。

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 コンピュータの仕組みを調べる、理解するにはうってつけの教材だった。興味を持ちコンピュータにのめりこんだ人もいたはずだ。この説明書、発行から30年たち紙が一部変色している。写真として保存、本文を電子化して残そうと考えている。なお、電子化したデータの全文公開は著作権法により許諾をうけておらず(著作者が現在不明)のためありません。

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