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2016年12月28日 (水)

【公共交通】公共交通で振り返る長崎2016 第2回

【路面電車】
 二世紀目に入った長崎の路面電車。平成27年10月11日、公会堂前電停での脱線事故に絡んだ1年になりました。

 2月29日、3号系統の一部区間が部分復旧になりました。
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 赤迫→蛍茶屋、朝の通勤時間帯に公会堂前→赤迫の形で3号系統が復活しました。
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(記事)3号系統 赤迫~蛍茶屋部分復旧 平成280229

 5月23日、軌道の改修等が完了し、始発より全面復旧となりました。
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 これで、すべてが一件落着かと思われていました。
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(記事)3号系統全面復旧 平成280523

 ところが、6月2日の夜。また、おなじ場所で脱線事故が発生し、3号系統は止まります。
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 運輸安全委員会の調査も入りました。

(記事)また、公会堂前電停《脱線事故》 平成280603

 1号系統以外は運休となり、6月10日の路面電車の日、168号運行、夏の期間の納涼ビール電車が中止となりました。

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 上の写真は軌道の状況を調べているところです。
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(記事)公会堂前電停 平成280603

 6月10日、午前中に浦上車庫から《試運転》の方向幕表示の電車が次々と出発していきました。
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 3号系統の一部復旧の安全性確認のためと通知がされ、15:30から、2月29日に一部復旧した形式で運行再開されました。

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 11月24日、運輸安全委員会から報告書が出たことが報道されました。NHKの記事によると、

長崎の路面電車4回脱線で報告書

長崎市内の交差点で去年10月に路面電車が脱線した事故について国の運輸安全委員会はレールの摩耗などによって脱線した可能性が高いとする報告書を公表しました。
同じ場所ではことし6月までに4回、脱線事故が起きていて現場の急カーブの改良を検討することが望ましいと指摘しています。
去年10月、長崎市の中心部の交差点で長崎電気軌道の路面電車がカーブを走行中、車両後部の車輪が脱線した事故について国の運輸安全委員会が報告書を公表しました。それによりますと現場のカーブは鉄製のレールが摩耗してゆがんでいたほか、車輪の外側に取り付けられた脱線防止用のガードも摩耗が進んでいたとしています。
その上で、社内規定で定められた時速10キロを上回る13キロで走行したことなどから車輪がレールに乗り上げ、脱線した可能性が高いと指摘しています。
この場所では去年10月の事故のほか、平成19年に2回、ことし6月に1回のあわせて4回、脱線事故が起きています。
運輸安全委員会は、現場が急カーブになっていることがこれらの事故の背景にあるとしてカーブを緩やかにするなどの改良を検討することが望ましいとしています。
国の運輸安全委員会の報告書について、長崎電気軌道は「会社として行った調査結果と大筋でほぼ同じ内容だった。現場の交差点を通る蛍茶屋から赤迫に向かう一部の電車で運休を続けていて迷惑をおかけして申し訳ない。ことし6月の事故の調査も会社で進めており運転再開に向けて努力しています」としています。また、報告書で現場の急カーブの改良を検討することが望ましいとされたことについて、「今後、検討していくが会社だけでは決められないことで、国土交通省の認可や警察、それに長崎市との協議が必要になる」と述べました。



 軌道のカーブの改良が望ましいとの報告書です。工事となると許認可や関連部署への協議が必要となり、全面復旧はまだ先と思われます。なお、公会堂前電停がある公会堂は平成27年に廃止され、市役所の移転建設が進められています。本決まりになったときの電停周辺の交通環境も一変すると予想されます。

(記事)安全確認の試運転 平成280610

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